明日9月28日(月)と29日(火)の2日間、ドリームスタジオ福岡では、以下の私のセミナーがあります。
1. 業界の異変速報!!~40年業界をみてきた藤井だからわかる!変化し続けてきた業界の最新情報~
2. 人材育成・多店舗展開・海外進出するためには
3. 女性にウケる店舗とは?
(https://www.yamatomfg.com/company/dream-studio/dream-studio-fukuoka/)
本日のテーマは「良い習慣を続ける」です。
昨日早朝にシンガポールより帰国し、本日は久しぶりの公式のスケジュールの入っていない日曜日で、朝から思い切り、散歩と筋トレの時間をかけました。
丁度、1ヶ月前より毎日1万歩にチャレンジし、よほど雨の日でない限り、毎日1万歩以上、歩いてきましたが、1ヵ月間続けてきて、以前との違いを比べると、足腰に粘りが出てきたような気がします。
私の場合、千歩が約10分かかるので、1万歩以上歩こうとすると、1時間40分程度歩かないと、1万歩にはならないのです。
従って、朝の散歩だけでは5千歩程度で、それ以外の時間で残り5千歩を歩いているのですが、本日は午前中だけで8千歩までいったので、残りはわずかです。
普段地元にいる場合は、朝の散歩で5千歩、社内を歩き回って3千歩、夜の時間の散歩で残りと、かなり歩かないと、1万歩に達成しないのです。
歩いていて気付くのは、足で地面を踏んで歩いていると、足の裏が血液のポンプになり、足で地面を踏むたびに、足の裏にかかった圧力で、血液を全身に送り出しているのです。
そのために、全身に血液が行き渡り、末端の細胞に血液が届くので、体質を改善するには、最高の方法であり、椅子に座って仕事をすることが多い現代人にとって、歩くことは欠かせないのです。
当社は、来月24日で創業40周年を迎えますが、過去、何度も何度も、もう駄目かと思えるような状態になりながらも、今日まで生きながらえることが出来ている原因を一つだけ挙げるとすると、どんなに苦しくとも、諦めなかったことに尽きると思います。
諦めないこと、投げ出さないことは、すなわち、どんなに厳しい状態になろうとも、止めないで、継続することなのです。
もし、私のような者にとって、なぜこのようなことが出来たかと言えば、諦めることを知らなかったことだと思います。
諦めないことと同じようなことに、一度身に付けた良い習慣は、絶対に途中で止めないことがあるのです。
例えば、早起きとか、瞑想、朝の散歩、筋トレ、そして、フェイスブックもすでに2年近く、1日も休まずに書き続けているのです。
自分でも、不思議なくらいなのが、いつこのような習慣が身に付いたのかということです。
私は、今は止めてしまったのですが、以前の若いころに、1年間は、徹底的にお酒を飲み、次の1年間は1滴も飲まないという習慣をずっと継続していたことがあります。
飲む年は、呆れるくらい、飲んでいて、翌年は1滴も飲まないのです。
このようなバカげた習慣は、約15年前に止めて、それ以来、お酒は一滴も飲んでいないのです。
昔と違い、今は海外のビジネスでも、飲酒を無理強いされることはなくなり、止めやすくなった背景もありますが、飲まないことによって、仕事は随分、はかどるようになりました。
このように、自分が良いと思った習慣を継続する癖付は、以前の1年ごとの飲酒経験から得たものであったのか、或いはもっと前の学生時代から身に付けた習慣か分かりませんが、良いと思った習慣を継続することは、人生を変える大きなきっかけになると思います。
自分にとって、苦手なことを克服するのは、悪い習慣をなくし、良い習慣を取り入れることが、早く実現するのです。
本年2月21日から始まった、173日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、最終のまとめに取り組んでいきます。
「需要側か供給側か」
イノベーションを需要と供給のどちら側の概念と捉えるかは、具体的なケースによって異なり、鉄鉱石を原料とする高炉から鉄屑を原料とする電炉への移行は、供給サイドのイノベーションであり、これに対し、テープ・レコーダーやビデオの発明は、同じように技術的イノベーションではあっても、消費者の価値や満足という需要サイドのイノベーションであり、1920年代にヘンリー・ルースが創刊した「タイム」「ライフ」「フォーチューン」などのニュース雑誌や、1970年代後半から80年代前半にかけて発展したマネー・マーケットなどの社会的イノベーションもまた、需要サイドのイノベーションであり、最近の車のほとんどに装着しているナビゲーション・システムとか、ETCも技術的なイノベーションですが、これらも消費者の価値や満足という需要サイドのイノベーションで、これらのお蔭で、車でのドライブ、ビジネスにおいてどれだけ便利になったか分かりません。
パソコンとか携帯電話も需要サイドのイノベーションで、われわれの生活をどれほど変えたか分からず、少し考えてみれば分かるのですが、われわれの周りはイノベーションに取り囲まれ、イノベーションのお蔭で、江戸時代のお殿様さえ体験出来なかった生活をわれわれは日々、楽しむことが出来ているので、同様に、われわれはお客さまに対して、イノベーションを提供し続け、価値や満足を高め続けなければ、われわれの存在価値がないことになるのです。
「イノベーションの体系」
われわれはまだ、イノベーションの理論を構築していないのですが、イノベーションの機会をいつ、どこで、いかに体系的に探すべきか、さらには、成功の確率と失敗のリスクを、いかに判断すべきかについては十分知っていて、まだ輪郭だけですが、イノベーションの方法を発展させる上で必要な知識も、十分に得ていて、19世紀における技術史上の最大の偉業は、「発明の発明」であるとされていて、1880年以前には、発明は神秘的なものであり、19世紀の文献は「天才のひらめき」という言葉を繰り返していて、発明家なる者は、屋根裏で何かいじっている夢見る変人だったのですが、第1次世界大戦が勃発した1914年頃には、すでに発明は、開発研究、すなわち目的とする成果と、実現可能な成果について計画を立てる体系的なものになっていたのです。
イノベーションについても、これと同じ発展が必要で、今や起業家は、体系的にイノベーションを行なわなければいけない時期にきていて、起業家として成功する者は、「女神の口づけ」や「アイデアのひらめき」を持っていないだけでなく、彼らは仕事をして、大穴は狙わず、産業革命をもたらし、10億ドル・ビジネスを生み出し、一夜で成金になるようなイノベーションを求めたりはせず、大金持ちになるのは間違いなしという、アイデアをもとに事を起こす起業家、特に急ぎ過ぎる起業家は、必ず失敗し、今日イノベーションと称しているものの多くは、単なる科学技術上の偉業に過ぎないのですが、これに対し、マクドナルドのような、科学技術的には何ら特筆するところのないイノベーションが、高収益の大事業に発展し、企業以外の事業、すなわち社会的機関のイノベーションについても同じことが言え、起業家として成功するものは、その目的が金であれ、力であれ、或いは好奇心であれ、名声であれ、価値を創造し、社会に貢献することなのであり、その目指すものは大きく、既に存在するものの修正や改善では満足しないで、彼らは新しい価値や満足を創造し、単なる素材を資源に変えたり、或いは、新しいビジョンのもとに既存の資源を組み合わせるのです。
「変化が機会」
新しいものを生み出す機会となるものは、組織の外の変化で、イノベーションとは、全社を挙げ、意識的かつ組織的に外の世界の変化を探し出すことであり、それらの変化が提供する経済的、社会的イノベーションの機会を体系的に分析することであり、従って、マネッジメント・チームの重要な仕事のうちの1つが、外部の変化に敏感になることであり、外部の変化に敏感になるためには、自社のビジネスのキーになる項目、要するに重要なセンサーのような項目に、常に注意を払うことが大切で、私の場合は、食の世界の変化を見るために、セブン・イレブンの弁当売り場とデパ地下の惣菜売り場がたいへん参考になるのは、セブン・イレブンの弁当売り場は、食の世界の変化をタイミングよく、常に先取りし、大切にすべきは、お客さま方の反応の変化で、時代とともにお客さま方も同じではなく、刻々と変化し、麺専門店に来られるお客さまも価値観の変化、ライフ・スタイルの変化を伴ない、30年前、20年前と現在では、かなり違い、30年前、20年前は、もっと家族の単位が大きかったのですが、現在は日本全国どこでも、1人世帯が一番多く、これらの変化は一刻には現れないのですが、徐々に、確実に起き、これらの変化に対応出来るかどうかで、ビジネスの成果はまったく異なるのです。
スイーツの世界では、数十年前より、甘さは控えめになり、優しい甘さが主流で、甘さの強いお菓子は食べなくなってきていて、このような変化を早く察知し、対策をたててきたスイーツメーカーだけが、生き残り、成功し、世の中の変化に敏感であることは、ビジネスを行なう上では欠かせず、グローバル・ビジネスを展開するようになれば、国内だけではなく、関係各国の為替レート、景気の変化、政変、人びとのライフスタイルの変化等々に注目する必要があり、それぞれの異なったビジネス毎に、注目すべき視点は異なり、グローバル・ビジネスを志す場合は、関連している国々への訪問は欠かせず、国々の変化を肌で感じる必要があり、注意していると行くたびに国の変化が肌で分かるのです。
通常それらの変化は、既に起こった変化や起こりつつある変化であり、成功したイノベーションの圧倒的に多くが、そのような変化を利用しているので、外の世界の少しの変化も見逃さないような、お客さまと接している人たちのセンサーの感度の良さと、それらをマネッジメントが吸い上げる社内のコミュニケーションの良さの双方がないと、外の世界の変化を見落としてしまい、イノベーション自体は組織の体質、組織文化にならなければ成功しないのです。
イノベーションの中には、それ自体が大きな変化であるというものもありますが、ライト兄弟による飛行機の発明と技術的なイノベーションなどは、むしろ例外に属し、成功したイノベーションのほとんどが平凡であり、単に変化を利用したものに過ぎず、起業家精神の基礎とも言うべき、イノベーションの体系とは、具体的、処方的な体系であり、すなわちそれは、変化に関わる方法論、起業家的な機会を提供してくれる典型的な変化を体系的に調べるための方法論であり、イノベーションとは、決してひらめきを必要とするものでもなく、日々の仕事として、組織を挙げて、コツコツとやり遂げることが大切であり、日々の探求が大きな、価値あるイノベーションに繋がっていることを社員全員が理解し、実行することが大切なのです。
「イノベーションのための7つの機会(チャンス)」
問題解決で得られるのは、目的達成の阻害要因が取り除かれ、正常な状態に戻すことだけで、環境の変化により、現在行っていること自体が問題になることがあり、成長するためには問題解決ではなく、機会(チャンス)を活かすことでしか、得られず、具体的に、イノベーションの機会(チャンス)には7つの種類があり、最初の4つは、企業や社会的機関の組織の内部、或いは産業や社会的部門の内部の事象であり、内部にいる人たちにはよく見えるものですが、それらは、表面的な事象に過ぎず、すでに起こった変化や、たやすく起こさせることの出来る変化の存在を示す事象であるのです。
第一が予期せぬことであり、予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事なのです。
第二がギャップの存在であり、現実と、かくあるべきとのギャップなのです。
第三がニーズの存在であり、第四が産業構造の変化です。
残り3つの機会は、企業や産業の外部における事象で、即ち、第五が人口構造の変化で、第六が認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化で、第七が新しい知識の出現なのです。
これら7つのイノベーションの機会は、歴然と分かれているわけではなく、互いに重複し、ちょうど1つの部屋に並んでついている、7つの窓に似ていて、それぞれの窓から見える景色は隣り合う窓とあまり違わないのですが、部屋の中央から見える7つの窓の景色は異なり、7つの機会それぞれが異なる性格を持ち、異なる分析を必要とし、いずれが重要であり、生産的かは分からない(さして意味のない製品の改善や、価格の変更によって生じた)変化を分析することによって、偉大な科学的発見による新しい知識を華々しく応用するよりも、大きなイノベーションが行なわれることがあるのですが、これら7つの機会の順番には意味があり、信頼性と確実性の大きい順に並べてあり、一般に信じられていることとは逆に、発明発見、とくに科学上の新しい知識というものは、イノベーションの機会として、信頼性が高いわけでも成功の確率が大きいわけでもなく、新しい知識に基づくイノベーションは目立ち、派手で、重要ですが、最も信頼性が低く、最も成果が予測しがたいのです。
これに対し、日常業務における予期せぬ成功や予期せぬ失敗のような、不測のものについての平凡で目立たない分析がもたらすイノベーションの方が、失敗のリスクや不確実性は、はるかに小さく、そのほとんどは、成否は別として、事業の開始から生まれるまでのリードタイムが極めて短いのです。
画像は、同行のスタッフたちと一緒に、植物園内にあった滝の前で、ポーズを取っているところです。
水が高所から落ち、水しぶきがかかりますが、イオン化した水が心身を爽やかにしてくれたのです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。