うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「起業家としてのマネジメント、起業家のための手引き、既存企業における起業家精神、社会的機関における起業家精神、ベンチャー・ビジネスのマネジメント」

うどん学校の実習を見学に来られた松木さんと

先ずは、お知らせで、来週11月10日(火)~12日(木)の3日間、ドリームスタジオ東京で、創業40周年記念イベントがあり、初日10日だけ少し余裕があります。
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=2574&ref=top

本日のテーマは「ビジネスモデル作りは、パズルの完成」です。

今朝も、タイトな時間で瞑想、散歩、筋トレをやりながら、充実した朝から始まり、まるで修行のような1日がスタートすると、少年のような清々しい気持ちで日々を過ごせるのです。

昨日も、うどん学校の生徒さん2名の面談を行ないましたが、面談をしながら気づいたのは、面談が出来るような状態になっている生徒さんは、このビジネスに相当な準備とか、想いを秘めて取り組んでいる生徒さんです。

そして、そのような生徒さんに対しての面談は、非常に効果があることが分かったので、今後とも学校の生徒さんの面談は、継続して続けて行こうと考えています。

ある程度までのプランは出来ているのですが、パズルのピースを組み合わせてみると、ある部分のピースが足りないので、全体が組み上がらない状態になっていることが分かります。

或いは、すでに時代遅れになったパズルを、取り出そうとしている生徒さんもいるのです。

時代遅れになったルールで、競技をすると、今の時代に受け入れられないで、自己満足で終わってしまいます。

大切なことは、これからの時代がどのように変化していくかを見極め、ビジネスを始めることで、どのように変化していくかで、一番分かり易い世の中の変化は、人口動態の変化で、日本ではすでに、15歳から64歳までの生産年齢人口、すなわち、働き盛りの人口は20年前の1995年がピークで、現在ではすでに12%以上減少し、さらに減少し続けているという事実です。

だから、現在、サラリーマンをお客さまとしてターゲットにしている飲食ビジネスは競争が非常に厳しくなり、これからもさらに厳しくなってくるのです。

ところが過去は、昼の飲食ビジネスはサラリーマン対象が当たり前だったので、そのようなビジネスで潤ってきた人たちは、これからもサラリーマンを対象に飲食ビジネスを検討している人が多いのです。

バブル経済の時もそうだったのですが、大半の日本人は、土地の値段は上がり続けると信じていたのですが、ほんの一部の人たちだけは、この状態はおかしい、土地の価格は上がり続けるはずがないと信じ、そのように行動した一部の人たちだけが、火傷をせずに済んだのです。

そして、頭の良い社員が多くいたはずの、多くの大手金融機関、不動産会社がバタバタと倒産し、日本経済が長期の低迷の時期を迎えるようになったのです。

振り返れば、簡単なことなのですが、渦中にいる人たちは、冷静の状態を把握出来ないのです。

それと似たような状態が、現在の日本の生産年齢人口動態の大きな変化であり、これを頭で分かっても、キチンとした行動に移すことが出来る人は、少ないようです。

一人ひとりの生徒さんと個別に時間を取って面談をしていくと、その生徒さんが考えている心の奥底が見えてきて、このまま行けば、上手くいくのか、反対に大きな問題を抱えるのかが、見えてきます。

昨日は、ポーランドのワルシャワでうどん店を開業している、うどん学校の卒業生の松木さんが、本日からの経営講義を学び直すために、来社したのです。

2年前の東京うどん学校を卒業し、昨年、ワルシャワでうどん店を開業したのですが、開業の準備をしている段階で、多くの関係者に騙されて、開業までに至るまでに紆余曲折があり、何度も開業出来ないのではないかと、諦めざるを得ないような状況に陥ったそうです。

雇った人に現金を持ち逃げされたり、工事業者が途中で工事を投げてしまって、松木さん自身が現場に入り、工事を続行したり、日本でいれば考えられないような出来事が何度も起きたのですが、どんなときにもめげずに頑張り続けて、今日を迎えることが出来たそうです。

たいへんなときに励ましになったのが、私が毎日書いているフェイスブックであったと言われたときは、毎日書き続けている努力が少しは報われたような気になったのです。

私は、海外に出て行った、当社のユーザーさま、生徒さんを見ていて、自分が生まれた国でない、他国でビジネスを始めた人で、初めからスムーズにビジネスを立ち上げ、楽に成功している人を見たことがないのです。

海外で始めることは、国内で始めるよりははるかにリスクが高く、難易度が高いのですが、成功した暁には、リターンも大きいのです。

それは、麺ビジネスは、日本から遠ざかるほど、付加価値が高くなり、競争も日本よりはるかに少ないのです。

このように、海外でビジネスを始めるのは、確かにリスクは高いのですが、高いリスクを低くするために、現地情報の収集、何があっても耐えることが出来るような、フレキシブルな周到な事前準備等が欠かせないのです。

要するに、高いリスクを下げることが出来るような対策を事前に徹底的にしておくことが大切なのです。

本年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

起業家としてのマネジメント

既存の大組織であれ、新しい小さな事業であれ、起業家精神には共通の原理があり、企業、非営利組織、政府機関のいずれでも変わらなく、基本はまったく同じで、機能する方法も機能しない方法もほとんど同じで、イノベーションの種類や機会もほとんど同じであり、いずれも、体系的なマネジメントを必要とするのですが、既存企業はベンチャー・ビジネスとは異なる問題、限界、制約に直面し、学ぶべきことも異り、単純にいうと、既存企業は、いかに既存の事業のマネジメントを行うかは知っていますが、いかに起業家たるべきか、いかにイノベーションを行うべきかを知らないのです。

非営利の社会的機関もまた、特有の問題に直面し、特有の学ぶべきことをもち、特有の間違いをおかすので、同じようにベンチャー・ビジネスも、いかに起業家たるべきか、いかにイノベーションを行うべきかを知らず、とくに、いかにマネジメントを行うべきかを知らないのです。

◆起業家のための手引き

したがって、既存企業、社会的機関、ベンチャー・ビジネスのそれぞれについて、起業家としてのマネジメントを実践するための、具体的な手引きが必要であり、何をなすべきか、何に気をつけるべきか、何を避けるべきかについての手引きが重要であり、理屈からいえば、医学の勉強は、胎児と新生児から始めるべきかもしれないのであり、同じように、起業家精神についても、ベンチャー・ビジネスから始めるべきかもしれないのですが、実際には、医学部の学生は、成人の解剖と病理から始め、起業家精神についても、同じように[成人]、つまり既存企業の戦略、実践、問題から始めることにします。

◆既存企業における起業家精神

既存企業、とくに大企業は起業家としての能力を身につけないかぎり、急激な変化とイノベーションの時代を生き抜くことはできず、しかも20世紀末という時代は、第1次大戦の勃発まで、50年から60年続いた経済史上最後の偉大な起業家時代とは、まったく様相を異にし、あの頃、大企業はあまり多くなく、中堅企業さえあまりなかったので、今日、既存企業が起業家としてのマネジメントを習得することは、彼ら自身のために必要とされるだけではなく、彼らには、その社会的な責任があるのです。

1世紀前とは対照的に、既存企業とくに大企業の急激な崩壊、すなわちシュンペーターいうところの「創造的破壊」は、それだけでは、雇用上、金融システム上、社会秩序上、そして政府の役割上、深刻な社会的脅威を招きかねず、既存企業は、変化していかなければならないのであり、何ごとがあろうとも、大きく変化していかなければならないのです。

今後25年間に、先進国で製造業に従事するブルーカラー労働者は、今日の3分の1まで減少し、しかもその間、生産高を3倍から4倍に増加させなければならず、まさに、第2次大戦後の25年間において見られた、アメリカの農業の発展に匹敵する経済的成果を実現しなければならないのですが、このドラッカーの予言は、見事に当たり、ブルーカラーの労働生産性は大きく伸びたのですが、ブルーカラーの数が大幅に減少し、その分、ホワイトカラーの数が大幅に増加し、問題は、増加したホワイトカラー(ドラッカーの言うところの知識労働者)の労働生産性が充分に上がっていないことなのです。

この壮大な転換期において、社会の安定を確実なものとするためには、既存企業がいかに生き残り、いかに繁栄していくかを学ぶ必要があり、そしてそれは、起業家として成功するための方法を学んで、はじめて可能となり、われわれは、必要とされる起業家精神の多くを、既存企業に期待せざるを得ず、もちろん大企業のなかには、今後の25年を生き残れないものがあるかもしれず、むしろ中堅企業のほうが、起業家的なマネジメントを志向して組織されるならば、起業家あるいはイノベーションの担い手として成功する可能性は高く、既存企業にこそ、起業家的なリーダーシップの潜在能力があり、既存企業は、必要な資源、とくに人材をもっていて、すでに既存の事業をマネジメントしており、マネジメントのチームをつくりあげているので、既存企業こそ、起業家としての機会をもつとともに、その責任も負っていて、既存企業の課題は起業家的なリーダーシップで、イノベーションを起こし続け、知識労働者の労働生産性を上げ続けることであるのです。

◆社会的機関における起業家精神

同じことが、社会的機関、すなわち政府機関や非営利組織についても言え、病院、学校、大学、地方自治体、さらには、赤十字、ボーイスカウト、ガールスカウトなど、コミュニテイのボランティア団体についても言え、宗教団体や、職業別、業界別の団体についてもいえるのです。

急激な変化の時代には、それまで重要な地位を占めていたものの多くが陳腐化していき、少なくとも、問題への取り組み方の多くが無効となっていき、同時に、そのような時代には、新しい課題、実験、イノベーションの機会が生まれ、そして何よりも、社会の支配的な認識や空気が大きく変化し、1776年のアダム・スミスの『国富論』によって始まった自由放任(レッセ・フェール)の1世紀は、1873年の恐慌により終わりを迎え、その1873年から今日までの間、近代的、進歩的、前向きということは、社会的な変化や改革の機関としての役割を政府に期待することを意味したのですが、今日、良し悪しは別として、そのような期待は、先進国では終わりを告げたのです。

われわれはまだ、リベラルの次の波が何であるかを知らないのですが、われわれは、1930年代、さらにはケネディやジョンソンの1960年代におけるリベラルや進歩派の考え方が、進歩的どころか反動にすぎなかったことを知っているのです。

われわれは、民営化(民営化とは、ドラッカーが『断絶の時代』〔1969〕においてつくった造語)、すなわちもろもろの活動を政府の手から、(必ずしも企業ではないとしても)政府以外のものの手に戻すことが、どこまでうまくいくか、どこまで行いうるかを知らないのですが、われわれは、もはや、かっての約束に対する希望や期待や信念にもとづいて、国有化や規制強化の方向に向かうことはありえず、その方向に向かうのは、不満や挫折の結果としてありうるだけであり、そしてそのような状況が、今日、社会的機関に対し、起業家としてイノベーションを行うべき機会と責任をもたらすのですが、社会的機関は、まさに社会的機関であるがゆえに、特有の障害と課題に直面し、特有の間違いをおかす恐れもあるので、社会的機関における起業家精神については、既存企業とは別に論じなければならないのです。

◆ベンチャー・ビジネスのマネジメント

最後にベンチャー・ビジネスがあり、ベンチャー・ビジネスは、過去のあらゆる起業家の時代においてそうであったように、また今日のアメリカの起業家経済においてそうであるように、イノベーションの主たる担い手でありつづけ、アメリカでは、起業家の候補には事欠かかず、ベンチャー・ビジネスが不足することはないのですが、それらのほとんど、とくにハイテクのベンチャー・ビジネスは、起業家としてのマネジメントについて多くを学ばなければならず、単に生き残るためにも、それらを学ばなければならず、これら3種類の組織のいずれにおいても、起業家精神にあふれたリーダーと凡庸なリーダーとの格差は絶大であり、しかし幸いにして、起業家精神の成功例もまた豊富であり、起業家としての原理と方法のいずれについても、また診断と処方のいずれについても、体系的に提示することが十分可能であるのです。

以上のように、企業のリーダーは、リーダーシップを発揮し、マネッジメントを学び続け、イノベーションを普段の仕事として起こし続けなければいけないのです。

画像は、昨日から来社している松木さんで、昨日はうどん学校の盛付の実習を見学したのですが、2年前のうどん学校のレベルとはまったく違うと驚いていたのです。

確かに当社の麺學校の盛付のレベルは、相当なレベルで進化し続けているのです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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